2015年1月12日月曜日

【研究会】1/28(水)「ラジオ・アートの思想と実践」(於:京都・HAPSスタジオ)


1月28日(水)の夜、「京都メディアフォーラム(Phase II)」第17回例会として、ラジオ・アーティストの毛原大樹(けはら・ひろき)さんとともに、「ラジオ・アートの思想と実践」についてお話しします。立命館大学飯田豊ゼミと共催のイベントです。

毛原大樹さんは2005年から「自由ラジオ」や「ラジオ・アート」等の電波メディアに興味を持ち、現在は京都・東山のHAPSスタジオ(元新道小学校・音楽室)を拠点に、使われなくなってしまったアナログのラジオ受信機やテレビ受像機、ビデオデッキなどの古いメディアを活用した制作やワークショップを展開しています。また、全国各地で微弱電波を使った文化的な活動をおこない、話題性のある商店街振興策などを打ち出している気鋭のアーティスト。今年の2月には、京都芸術センターで開催される『映像芸術祭 "MOVING2015"』への出展が予定されています。

今回は、毛原さんのスタジオを会場として、微弱電波を用いたアナログの放送(=ミニラジオ)を実際に体験しながら、例会を進行します。ご自身の実践活動を紹介いただきながら、メディア技術史の知見も踏まえて、一見すると前時代的な道具を新しいメディアとして捉えるラジオ・アートの可能性を考えます。

マスメディアとしての放送は、常に受信と送信の立場が固定的で、送信する側に立つのは難しいのに対して、受信するのは極めて容易です。ミニラジオはその関係が完全に逆転しているという点で、マスメディアとしてのラジオに対する批評的な営みといえます。この例会もまた、話し手と聞き手の区別なく、ゆるく進めたいと思います。

テーマ:「ラジオ・アートの思想と実践」

話題提供:毛原大樹(ラジオ・アーティスト)、飯田豊(立命館大学産業社会学部准教授) 
日時:2014年1月28日(水)18:30〜20:00(18:00からスタジオ見学が可能です) 
会場:HAPSスタジオ(元新道小学校・音楽室) 
参加費:無料 
アクセス:京都府京都市東山区小松町130  
※ 建物入口が施錠されますので、18:45以降にお越しの方は、入口の貼り紙に記載された電話番号にご連絡ください。 
主催:京都メディアフィーラムⅡ、立命館大学飯田豊ゼミ