2014年10月21日火曜日

【展評】「生活記録」としての生の芸術/「花咲くジイさん ―我が道を行く超経験者たち」展『美術手帖』2014年11月号


『美術手帖』11月号に、鞆の津ミュージアムで開催中の「花咲くジイさん ―我が道を行く超経験者たち」展のレビューを寄稿しました。

2014年10月8日水曜日

【共著】『ヤンキー人類学 ―突破者たちの「アート」と表現』(フィルムアート社、2014年)


フィルムアート社のウェブページより

効率無視、機能性無視、絢爛豪華か精巧緻密か。
異形の表現の背景を読み解く、ど派手な超絶徒労系の手仕事たちの、美術の垣根を突破する日本文化を考える一冊。

各所メディアで話題騒然の展覧会『ヤンキー人類学』展(鞆の津ミュージアム/広島県福山市)の公式書籍!
単なる展覧会図録にとどまらないボリュームでアートや社会学・人類学の視点から「ヤンキー」文化を考える、大充実の論考・テキストも収録した気合いの1冊。
さらに、展覧会出品作家である、福岡県筑後地区で活動中のブチアゲ改造単車自作もする旧車會グループ「ちっご共道組合」、岡山県新見市に拠点をおくデコトラ=アートトラックチーム「常勝丸船団」、北九州のド派手な「成人祭」を盛り上げる貸衣装店「みやび小倉本店」、デコトラの超精密ミニチュアを30年間作り続けている「伊藤輝政」、自宅で理容室を営みながらその屋上に天守閣を築城する“小阪城”城主「磯野健一」、12歳からデコチャリを独学で作り続けている「丸尾龍一」らの、表現せずにはいられない突破者たちの作品、世界観に迫る録り下ろしインタビューも所収。

執筆者:
斎藤環(精神科医)、都築響一(編集者・写真家)、椹木野衣(美術批評)、増田聡(音楽学・メディア論)、飯田豊(文化社会学)、石岡良治(表象文化論)、卯城竜太(Chim↑Pom、アーティスト)、櫛野展正・津口在五(鞆の津ミュージアム)他

2014年10月7日火曜日

平成26年日本民間放送連盟賞の審査を担当しました


今年度、日本民間放送連盟賞「ラジオエンターテインメント番組」部門の審査委員長を務めさせていただきました。審査員は、樺山紘一さん(歴史学者/印刷博物館館長)、小林洋子さん(コラムニスト)、高橋秀実さん(作家)、梁英姫さん(映画監督)、飯田の5名。『月刊民放』10月号に講評を寄稿しています。