2015年12月14日月曜日

【専攻企画】12/14(月)山口一郎さん特別講義「サカナクション VISUAL & TALK SESSION」


写真提供:FM802>

12月14日(月)立命館大学産業社会学部メディア社会専攻の専攻企画として、山口一郎さん(サカナクション)の特別講義が開催されました。ゼミ生によるレポートはこちら


2015年11月3日火曜日

【講演会】11/19(木)飯田豊+毛原大樹「無線的創造力 ―ラジオ・アートの思想と実践」(於:京都精華大学)




11月19日(木)、京都精華大学の「呼吸するART&DESIGN」という特別講義に、ラジオ・アーティストの毛原大樹さんと登壇します。18:00〜19:30、黎明館L-002、入場無料、一般公開です。ポストイット型のフライヤーが斬新です。

飯田豊はこれまで、ラジオやテレビジョンなどの技術変容を辿ることで、他にあり得たかもしれない可能性を掘り起こすメディア考古学的な研究に取り組んできました。こうしたメディア理解は、「メディア・アート」や「メディア・デザイン」といった営みを支える思想とも結びついています。
毛原大樹は2005年から「自由ラジオ」や「ラジオ・アート」等の電波メディアに興味を持ち、現在は京都・東山のHAPSスタジオを拠点に、使われなくなってしまったアナログのラジオ受信機やテレビ受像機、ビデオデッキなどの古いメディアを活用した制作やワークショップを展開しています。
このイベントでは、それぞれ異なる角度から電波メディアにアプローチしている二人が、その可能性を歴史的に想像すること、実践的に創造することの魅惑についてお話しします。

2015年10月19日月曜日

【新聞コメント】「来春 AMの「FM補完放送」開始 ―在阪3社 ラジオ復権目指す」(『読売新聞』2015年10月11日大阪朝刊)

2015年10月11日(日)の『読売新聞』大阪朝刊、「来春 AMの「FM補完放送」開始 ―在阪3社 ラジオ復権目指す」という解説記事に、短いコメントを寄せました。


2015年9月7日月曜日

【トークイベント】9/19(土)「ソシオナイト vol.01 ―メディアと技術の深淵」(於:スパイスロード ミトラ)


『メディア技術史 ―デジタル社会の系譜と行方』(北樹出版、2013年)の関連企画を、まさか発売2年後に開いていただけるとは! ご関心のある方は是非お越しください。

「ソシオナイト」は、かたい話もやわらかい話も社会学的に取り上げるトークイベントです。英語で「社会」を意味する接頭辞「socio」は、スペイン語で「仲間」を指します。ソシオナイトは、おいしい料理を堪能しながら、登壇者と参加者が、ともに楽しく語らい合うことができる場です。
【出演】
  飯田豊(立命館大学准教授)
  優海(タレント)
  加藤裕康(中央大学兼任講師)
【今回のお題】
 メディアを語るとき、技術の視点が欠かせない。なぜなら、メディアは技術と密接に結びついて「発展」してきたからだ。でも、技術だけでメディアを語ることもできない。文化や政治、経済的な要因が密接にかかわり、メディアは形成される。
 今回は、そのようなメディアと技術の深淵に『メディア技術史―デジタル社会の系譜と行方』(北樹出版)の編著者である飯田豊さんと光を当てます。
【日時】2015年9月19日(土)
  トーク/18時半(18時開場)~20時半
  懇親会/20時半~22時
【会場】スパイスロード ミトラ
  東京都国立市東1-7-11 森田ビル2F
【料金】1500円(ワンドリンク付)
  当日券のみ(定員20人)
  定員を超えた場合は予備席になりますがご了承ください。
  インド・ネパール料理もご注文いただけます。
  (全品10%引き、コース料理はご提供できません)
【配信】トークイベントの模様は、Ustreamでネット配信(live)する予定です。チャンネル名「トークイベント ソシオナイト」

 

2015年9月5日土曜日

【論文】「複合メディア環境における「メディア・イベント」概念の射程 ―〈仮設文化〉の人類学に向けて」



『立命館産業社会論集』51巻1号に、立石祥子さんとの共著論文「複合メディア環境における「メディア・イベント」概念の射程 ―〈仮設文化〉の人類学に向けて」が掲載されました。財団法人電気通信普及財団「パブリック・ビューイングの日独比較研究─複合メディア環境における「メディア・イベント」に関する理論構築に向けて」の助成を受けた研究成果の一部です。

【概要】スクリーンに媒介されたイベント──パブリック・ビューイングやライブ・ビューイングなどの集団視聴、あるいは大規模なオンライン視聴をともなうイベント──が人口に膾炙している。本稿では、こうした文化現象の社会的機能を捉えるために、「メディア・イベント」概念の理論的射程を再検討することを目的とする。まず、日本におけるメディア・イベント研究の展開を跡付けると、歴史分析に厚みがある反 面、国際化と情報化にともなう今日的変容を分析しようとする機運は低調である。しかも今日では、イン ターネットやモバイルメディアの普及にともなう、複合メディア環境の特性を踏まえた理解が不可欠である。また、大衆を動員する手段としてメディア・イベントを捉える事例研究は豊富だが、たとえ受け手の主体性や能動性のあり方をいかに精緻に読み解いても、権力的作用の度合いに焦点化している限り、結局は〈動員/抵抗〉の二項対立に回収されてしまう。そこで、文化人類学における議論を補助線に,〈動員/抵抗〉という一元的な尺度とは異なる視角から、メディア・イベント研究の理論的再構築の道筋を示した。すなわち、〈真正さの水準〉という尺度を手放さず、参加者同士の水平性を注視することで、特定の嗜好性に支えられた集団の実践として境界付けるのではなく、逆に境界を曖昧化させる出来事として捉え直す余地を残しておくことが重要であることを論じた。メディア・イベントが受容されるのは、常設された受像機や常時携帯された端末を取り巻く日常的な視聴空間とは限らず、仮設のスクリーンに媒介された、より 短命な出来事(=仮設文化)でありうる。そこで最後に、おぼろげな出来事を体験した人びとの、かたちのない現実を読み取っていくための方法論のひとつとして、「グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)」を用いた分析の有効性を示した。

[Abstract] Screen-mediated collective action is widely popular today and includes public viewings and live viewings. Still, the fact remains that there is deep-rooted criticism concerning the “collective effervescence” of audience members. In this study, we aimed to examine the theoretical potential of “media events,” with the aim of empirically understanding the social function of this cultural phenomenon. 
By genealogically tracing media events studies in Japan, we found that there is a wealth of historical studies on the topic, but on the other hand, there is a lack of contemporary studies on the influence of globalization and informatization. To begin a modern discussion of media events studies, we should take into account the characteristics of multimedia environments that include the popularization of the Internet and mobile media. At the same time, there are many case studies that regard media events as instruments for the mobilization of the masses. However, it is insufficient to describe audience subjectivity or activity empirically as a means to explain their multi-layered structure and the different measures resulting from the dichotomy between the mobilization and resistance models of thinking.  
This study shows the way to achieve a theoretical restructuring of media events studies by using examples from anthropological interpretation. By paying close attention to the horizontal relationship between audience members, we can consider that collective action is not only an action of a hobby group supported by particular preferences, but also an event clouding the border of the social groups.  
Media events are not accepted as an exclusively everyday viewing space on which permanent receivers or mobile devices focus on a daily basis. Instead, they are an “ephemeral culture.” With this in mind, the present study shows the efficacy of grounded theory approach analysis as one way to read the formless  actuality through people’s indistinct experiences.

2015年9月2日水曜日

【ラジオ出演】9/2(水)RCC(中国放送)ラジオ「おひるーな」に電話出演



9月2日(水)の14時過ぎから、RCCラジオの「おひるーな」という番組に電話出演します。(昨日が防災の日だったことも絡めて)インターネット上のデマがテーマです。広島県内にお住まいの方は、是非お聴きください。

2015年8月23日日曜日

【ラジオ出演】8/28(金)RCC(中国放送)ラジオ「Canvas」でパーソナリティ



8月28日(金)の22:00〜23:55、RCCラジオの「Canvas」というトーク番組でパーソナリティを務めます。これまで研究してきたことなどを、曲を流しながらお話しする予定です。広島県内にお住まいの方は、是非お聴きください。

2015年6月23日火曜日

2016年度ゼミ募集 関連情報

飯田ゼミの2016年度募集に関して、ガイダンスやオープンゼミナールの日程は次のとおりです。


【ガイダンス】

 7月8日(水)12:15〜12:55 以学館33号教室
 7月15日(水)12:15~12:55 以学館33号教室

※同内容です。



【個別面談】

 随時。

※当面は月~木曜。メールで申し込んでください。グループ面談も可。



【オープンゼミナール】

 7月1日(水)5限 以学館37号教室
 7月8日(水)5限 以学館37号教室
 7月15日(水)5限 以学館37号教室

※いずれも「専門演習」(3回生ゼミ)。予約不要。同時間帯に講義が入っていて参加できない人は、木曜5限の「卒業研究」(4回生ゼミ)を見学していただくこともできます。メールでご相談ください。

2015年5月15日金曜日

【研究会】6/12(金)「「文化産業論」を問い直す ―カルチュラル・スタディーズからクリエイティブ産業論まで」(於:キャンパスプラザ京都)

【日時】6月12日(金)18時30分〜20時30分
【場所】キャンパスプラザ京都 第2会議室【会場変更】第3講義室
          京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
          http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access
【参加費】500円

【報告者】大山真司(ロンドン大学)、宮田雅子(愛知淑徳大学)
【討論者】難波功士(関西学院大学)、村田麻里子(関西大学)
【司会】飯田 豊(立命館大学)

「文化産業」という言葉の成り立ちには、大きく分けて二つの相反する水脈があります。一方には、「クールジャパン」や「ソフトパワー」といった文化政策的な概念につらなる産業振興論、そしてもう一方には、フランクフルト学派(特にアドルノ)に代表される批判理論。この二つの流れは、それぞれまったく異なる土壌で、いまや産業と不可分となった現代文化の捉え方を水路づけてきました。

この乖離を埋めるように、大山真司さんは、経済と文化の間の曖昧な領域にあって、注目と批判の両方を浴びる「ブランド」に着目しています。カルチュラル・スタディーズの理論を駆使して、「ブランドスケープ」という概念を提起し、そのグローバル化について分析してきました。また、宮田雅子さんは、あるプロダクトが生活の中に順応している態勢を批判的に捉え、その余白に気づく「クリティカル・デザイン」など、従来のデザインが取り組んできた方法とは異なるアプローチの重要性を指摘しています。

この研究会ではお二人の報告を通じて、文化を研究するための手続きを再考します。さらに難波功士さんと村田麻里子が討論者として加わり、イギリスのカルチュラル・スタディーズにおける新機軸として注目される「情動(affect)」という概念、あるいは「文化産業論」と類縁の関係にある「クリエイティブ産業論」などに話題を広げ、活発に議論したいと考えています。

事前申し込みは不要ですが、会場準備の都合上、ご参加の旨を事前に contact2015【アットマーク】iida-lab.org までご一報いただけると助かります(お名前のみお知らせください)。

【主催】関西大学 村田麻里子研究室、立命館大学 飯田豊研究室
【お問い合わせ】contact2015【アットマーク】iida-lab.org

2015年4月25日土曜日

【研究会】5/24(日)『発表会文化論』の発表会(於:東京藝術大学 千住キャンパス)


書評者として参加します。

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『発表会文化論』の発表会
〜『発表会文化論 ―アマチュアの表現活動を問う』書評会〜

日時:2015年5月24日(日)15:00〜18:00
会場:東京芸術大学 千住キャンパス 第一講義室(東京都足立区千住1-25-1)
参加費:無料
申し込み:不要(ただし、当日のレジュメの準備などがあるため、事前に参加の旨をご一報いただけると助かります。事前の連絡先:happyoukaiculture【アートマーク】gmail【ドットコム】)

趣旨:

 『発表会文化論』の出版にあたり、書評会を開催することになりました。サブタイトルにもあるように、同書はアマチュアの表現活動について、さまざまな角度から議論を交わした本です。もちろん、あらゆる表現活動を網羅することは不可能で、当然のことながら同書で扱いきれなかった分野もあります。とはいえ、たとえ分野は異なっても、アマチュアの表現活動を取り巻く状況には共通する点が多々存在します。本書は、これまで、しばしば見過ごされてきた(あるいは自明のものとされていた)アマチュア文化の実践領域において、新しい分析の枠組みを提供していると考えています。今回の書評会は、本書で議論された「発表会」という形式を意識しつつ、ここで提示された新しい問題構成とその分析について、さまざまな研究領域、さまざまな世代の研究者を交え議論をしようという試みです。
 
 まず、同書で取り上げることができなかった分野を専門にしている研究者や同書に興味を抱いた大学院生がコメントを行ないます。そして、それぞれのコメントを受けて、執筆者には報告ごとに応答してもらいます。そのうえで、会場のみなさんとディスカッションの時間を設けたいと思います。

 この書評会はどなたでもご参加いただけます。事前に『発表会文化論』をご一読いただけると幸いですが、「予備知識」なしでの参加も歓迎します。ぜひご参加下さい。

登壇者:

-書評者=吉澤弥生(共立女子大学)、高橋かおり(早稲田大学)、飯田豊(立命館大学)、調文明(日本女子大学)、浅野裕貴(東京芸術大学大学院修士課程)、今井祐之(東京芸術大学大学院修士課程)

-応答者(本書執筆者)=宮入恭平(法政大学)、薗田碩哉(余暇ツーリズム学会監事)、歌川光一(名古屋女子大学)、光岡寿郎(東京経済大学)、早稲田みな子(東京芸術大学)

-司会=毛利嘉孝(東京芸術大学)

タイムテーブル:
15:00~15:10 書評会の主旨説明(毛利)、『発表会文化論』概要説明(宮入)
15:10~16:10 報告①(吉澤、飯田、浅野)+執筆者の応答
16:10〜16:20 休憩
16:20~17:20 報告②(高橋、調、今井)+執筆者の応答
17:20~17:50 フロアとのディスカッション

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主催:トランスアジアポピュラー音楽研究会+東京芸術大学 毛利嘉孝研究室
共催:KoSAC(Kokubunji Society for Arts and Culture)


2015年3月13日金曜日

【研究会】3/20(金)「カルチュラル・トラジェクトリー ―文化/カルチャー/Cultureをめぐる修士論文等報告会」



Cultural Typhoon2015の関連企画「カルチュラル・トラジェクトリー ―文化/カルチャー/Cultureをめぐる修士論文等報告会」にディスカッサントとして参加します。

第6回カルチュラル・トラジェクトリー 概要

・日時:3月20日(金)13:00-17:00(13時開場・13時半開始)
・場所:兵庫県中央労働センター会議室202
・研究会内容:文化/カルチャー/Cultureをめぐる修士論文等報告会

予定セッション(仮題含みます)

セッション1.13:30-15:00
 メディアと(サブ)カルチャーの現在

報告1. 湯天軼さん (大阪大学大学院)「中国における日本サブカルチャー受容の現象学的研究序説」
報告2. 李天能 さん(大阪市立大学大学院)「ゲーム的『面白さ』の構造とゲームのデジタル化」

ディスカッサント
 飯田豊さん(立命館大学産業社会学部)
 日下宗大さん(大阪大学大学院)

セッション2.15:30-17:00
 ローカリティと(トランス)ナショナリズムの現在

報告1.金南咲季さん(大阪大学大学院)「地域における『共生』の生成と展開 -コンタクト・ゾーンにおける関係性の変容に着目して」
報告2.  小路万紀子さん(同志社大学大学院)「ふつうの『在特会』から見る知の問題 ―問いを立て続けるということ」

ディスカッサント
 番匠健一さん(立命館大学生存学研究センター客員研究員)
 前川真裕子さん(国立民族学博物館外来研究員)

2015年3月12日木曜日

飯田ゼミの論文4本が学部長表彰


2014年度、飯田ゼミの論文4本が学部長表彰を受けることになりました。

論文部門(卒業研究の部)で、「「アニメ聖地巡礼」を用いた地域活性化の行方 ―『花咲くいろは』と金沢市湯涌温泉を事例に」が優秀賞を受賞。

また、「大学生のLINE疲れと既読機能の関係性 ―利用方法とLINE疲れに関するアンケート調査からみる原因と対策方法」と、「「検索」の社会学 ―「情報行動」から見た検索エンジン」の2本が教育賞を受賞。

さらに、論文部門(2回生以上の部)で、3回生による共著論文「なぜ街に落書きするのか ―アメリカ村におけるグラフィティの現地調査を通じて」が教育賞を受賞。

立命館に移ってからは今年度が初めての卒論指導で、まだまだ課題は残っていますが、相応の結果がついてきているので喜ばしく思っています。残念ながら受賞を逃した皆さんも、たいへんお疲れさまでした。

2015年2月14日土曜日

『CHITEN CATALOGUE 2015-01』― 三浦基さんとの対談(抜粋)




劇団・地点の『CHITEN CATALOG 2015-01』に、昨年11月の三浦基さん(演出家)との対談の一部が掲載されています。

2015年2月11日水曜日

【講演】2/17(火)「メディアデバイスから開く/閉じる パートナーシップ ―ソーシャルメディア・ハラスメント・大学」(於:立命館大学)


立命館大学先端総合学術研究科が主催する「メディアデバイスから開く/閉じるパートナーシップ ―ソーシャルメディア・ハラスメント・大学」にて講演をさせていただきます。どなたでもご参加いただけます。くわしくはこちら

2015年1月12日月曜日

【研究会】1/28(水)「ラジオ・アートの思想と実践」(於:京都・HAPSスタジオ)


1月28日(水)の夜、「京都メディアフォーラム(Phase II)」第17回例会として、ラジオ・アーティストの毛原大樹(けはら・ひろき)さんとともに、「ラジオ・アートの思想と実践」についてお話しします。立命館大学飯田豊ゼミと共催のイベントです。

毛原大樹さんは2005年から「自由ラジオ」や「ラジオ・アート」等の電波メディアに興味を持ち、現在は京都・東山のHAPSスタジオ(元新道小学校・音楽室)を拠点に、使われなくなってしまったアナログのラジオ受信機やテレビ受像機、ビデオデッキなどの古いメディアを活用した制作やワークショップを展開しています。また、全国各地で微弱電波を使った文化的な活動をおこない、話題性のある商店街振興策などを打ち出している気鋭のアーティスト。今年の2月には、京都芸術センターで開催される『映像芸術祭 "MOVING2015"』への出展が予定されています。

今回は、毛原さんのスタジオを会場として、微弱電波を用いたアナログの放送(=ミニラジオ)を実際に体験しながら、例会を進行します。ご自身の実践活動を紹介いただきながら、メディア技術史の知見も踏まえて、一見すると前時代的な道具を新しいメディアとして捉えるラジオ・アートの可能性を考えます。

マスメディアとしての放送は、常に受信と送信の立場が固定的で、送信する側に立つのは難しいのに対して、受信するのは極めて容易です。ミニラジオはその関係が完全に逆転しているという点で、マスメディアとしてのラジオに対する批評的な営みといえます。この例会もまた、話し手と聞き手の区別なく、ゆるく進めたいと思います。

テーマ:「ラジオ・アートの思想と実践」

話題提供:毛原大樹(ラジオ・アーティスト)、飯田豊(立命館大学産業社会学部准教授) 
日時:2014年1月28日(水)18:30〜20:00(18:00からスタジオ見学が可能です) 
会場:HAPSスタジオ(元新道小学校・音楽室) 
参加費:無料 
アクセス:京都府京都市東山区小松町130  
※ 建物入口が施錠されますので、18:45以降にお越しの方は、入口の貼り紙に記載された電話番号にご連絡ください。 
主催:京都メディアフィーラムⅡ、立命館大学飯田豊ゼミ