2014年5月10日土曜日

【論文】「趣味のテレビジョン ―日本の初期テレビジョンをめぐるアマチュア文化の興亡」『現代風俗学研究』第15号



『現代風俗学研究』第15号(特集:趣味の風俗)に、「趣味のテレビジョン ―日本の初期テレビジョンをめぐるアマチュア文化の興亡」という論文を書かせていただきました。現代風俗研究会のウェブサイトから購入できます。

2014年3月7日金曜日

飯田ゼミ3回生の論文3篇が学部長表彰

2013年度立命館大学父母教育後援会表彰制度(学部長表彰)公募論文の部に、3回生がグループ研究の成果をまとめた論文3篇を応募し、すべて教育賞に入賞しました。1年目のゼミとしては上々の成果ではないかと思います。

  • 「アニメ聖地巡礼」の現在 —石川県湯涌温泉の現地調査を通じて
  • ビデオゲームを媒介にしたプレイヤー間コミュニケーションの歴史
  • 外国人から見た日本人学生のネットリテラシー —Ustreamを使用した番組配信の実践

2014年2月22日土曜日

【論文】"일본의 '초기 텔레비전’ 계보(日本における「初期テレビジョン」の系譜)"『한국사회학연구(韓国社会学研究)』


立命館大学大学院社会学研究科との学術交流の一環として、中央社会学研究所(Chung-Ang Institute of Sociology)発行『韓国社会学研究(Korean Sociological Review)』に、論文を書かせていただきました。

2014年2月21日金曜日

【エッセイ】「旅するラジオ受信機 ―異質な他者と出会う〈場〉を」『月刊民放』2014年2月号


『月刊民放』2月号(特集:ラジオの明日へ)に、「旅するラジオ受信機 ―異質な他者と出会う〈場〉を」と題する文章を寄稿しました。

原稿の〆切がちょうど、総務省が民放ラジオ再編を促す放送法改正案の骨子が報じられた日で、現実の経営環境に目を向けるとなかなか厳しいですが……原稿のお題は「こんなラジオ番組が聴きたい ―わたしのラジオ改革試案」ということだったので、自分なりに楽しく書かせていただきました。

昨年の秋にYCAMで開催したシンポジウム「ラジオのメディア・エコロジー」で、毛原大樹さんがおこなったワークショップについても簡単に紹介しています。

2013年12月30日月曜日

【講義関連情報】2013年度後期 期末レポートの〆切一覧

立命館大学 産業社会学部「メディア技術史(S)」

 1月10日(金)の授業時に回収。
 レポート課題についてはmanaba+Rに掲示。
 配布したレポート用紙に記入すること。ただし、ワープロソフトで執筆し、印刷した紙を貼り付けても構わない。
 レポート用紙のどこかにメールアドレスを必ず記載し、QRコードを忘れずに貼付すること。

立命館大学 産業社会学部「基礎演習Ⅱ(16)」

 2月8日(土)の午前8時までにメールで提出。
 A4用紙2ページ(Wordのテンプレートを配布済)に研究の成果をまとめること。
 提出された原稿をそのまま製本する(校正なし)ので、テンプレートの指示を守り、誤字脱字のチェックを怠らないこと。

立命館大学 産業社会学部「プロジェクトスタディⅡA(2D、2E)」

 年内に自由報告をおこなった者:1月18日(土)の午前8時までにメールで提出。
 1月に自由報告をおこなった者:2月8日(土)の午前8時までにメールで提出。
 ただし、内容によっては修正を求めるので(一度で正式受理されることはほぼ皆無と考えること)、〆切の1週間前までに初稿を提出すること
 分量は4,000字以上(A4用紙3枚以上)。
 タイトル、名前をレポート冒頭に必ず記載すること(表紙は不要)。

立命館大学 産業社会学部「専門演習(2E)」

 2月14日(金)までにメールで提出。
 グループ研究の期末レポートは、A4用紙5枚以上、1ページ40文字×36行(学部長表彰に準じる)。
 個人研究の期末レポートは、A4用紙4枚(厳守、Wordのテンプレートを配布済)。
 提出された原稿をそのまま製本する(校正なし)ので、テンプレートの指示を守り、誤字脱字のチェックを怠らないこと。

甲南女子大学 文学部「都市文化論」

 1月20日(月)の授業時に回収。
 書式自由、表紙不要。2000字以上。図版や写真を積極的に活用すること。
 A4用紙に印刷し、左上をホチキスで止めて提出すること。

2013年10月25日金曜日

【シンポジウム】11/16(土)「ラジオのメディア・エコロジー」(於:YCAM=山口情報芸術センター)



10周年を迎えたYCAM(山口情報芸術センター)にて「Media Ecology of Radio(ラジオのメディア・エコロジー)」というシンポジウムが開かれます。僕も企画から参加させてもらっています。ぜひお越しください!

一部のワークショップをのぞいて事前申込みは不要ですが、もし可能であれば、Facebookのイベントページで参加表明をお願いします。


概要 Abstract:

デジタル化やインターネットの普及、ソーシャルメディアなど新しいサービスの登場によって、メディア環境が大きく変化しつつあります。これは、単に新しいメディアが登場するということだけではなく、既存のメディアの関係性――「メディアエコロジー」とでも呼ぶべき――を変容させ、古いメディアを新しく位置づけ直しつつあります。このシンポジウムではラジオというメディアに焦点をあて、それが現在どのような文化的意義をもっているのかを議論します。
当日はぜひラジオをもってお集まりください! ラジオを通してラジオを語り合います。


主催 Organizer:
科学研究費基盤A「社会システム<芸術>とその変容:現代における視覚文化/美術の理論構築」(代表:長田謙一)

共催 Co-organizer:
YCAM(山口情報芸術センター)
MAGNET(Media, Action, Glocal Network)
ライブラリーラジオ・コミッティ(Library Radio Committee)

公式情報 Media:
MAGNET website
Media Biotope Shin Mizukoshi lab website
twitter #radiosympo

プログラム Program(随時更新します):

Date: 2013年11月16日(土)
Venue: 山口情報芸術センター(YCAM)
〒753-0075 山口県山口市中園町7-7 TEL: 083-901-2222

□ Workshop 1「ボイスアーカイブ・ワークショップ」 10:00-12:00
 YCAMに来られたみなさんの声や音を録音、YCAM内ラジオ(ライブラリーラジオ)やSessionで放送していきます。音や声をメッセージにしたり、じっくり聴いたりする体験を通してラジオを考えてみましょう。どなたでも参加できます。
 ・主催:ライブラリーラジオ・コミッティ
 ・事前申込み:不要
 ・参加費:無料

□ Workshop 2「身近なものをラジオにしてしまおう!」 13:00-15:00
 ファミコンやビデオデッキをラジオ送信機にしてしまおう! 新進気鋭のラジオ・アーティスト、毛原大樹さんといっしょに身近なもので小さなラジオをつくり、それを使って音声を受け取る「メディア遊び」をおこないます。
 この時間は当初、ワークショップ「粉川哲夫とラジオ送信機をつくろう!」を開催予定でしたが、主催者側の都合により、ワークショップ内容を変更させていただくことになりました。参加を予定されていました皆様には心からお詫びを申し上げます。

□ Session 1「ラジオ生態系の遷移」 15:00 -16:30
 日本のマスメディアとしてのラジオ、コミュニティ・メディアとしてのラジオに複眼的に焦点をあて、現場の実践を踏まえながらその現在、過去、未来を語り合います。セッション自体がラジオ放送される、つまりラジオのなかでラジオを語る予定。

登壇者=出演者
 ・飯田 豊(立命館大学:MAGNET)
 ・金尾雅彦(RCC中国放送
 ・毛原大樹(ラジオ・アーティスト)
 ・土屋祐子(広島経済大学:MAGNET)
 ・林田真心子(福岡女学院大学:MAGNET)
 ・毛利嘉孝(東京藝術大学)
 ・YCAMライブラリーラジオ・コミッティ
司会
 ・水越 伸(東京大学)

□ YCAM内ラジオ放送など 16:30-17:30

□ Session 2「ラジオの身体・ラジオの政治」 17:30-19:00
 現在「ラジオアート」と呼ばれる領域ではどのような実験が起きているのだろうか? 今この半径数メートルで起きていることが一気にグローバルに拡がることの可能性とその課題をラジオの実験、実践を通じて体験しつつ、ラジオと表現、そして身体と政治の関係を考える。こちらもセッション自体がラジオ放送される予定。

登壇者=出演者
 ・クヌット・アウファーマン Knut Auferman(在ベルリン・アーティスト、ネット参加)
 ・マシュー・フラー Matthew Fuller(ロンドン大学、ネット参加)
 ・飯田 豊
 ・毛原大樹
 ・水越 伸
司会
 ・毛利嘉孝(東京藝術大学)
通訳
 ・鶴本花織(名古屋外国語大学)

2013年10月1日火曜日

【編著】『メディア技術史 ―デジタル社会の系譜と行方』(北樹出版、2013年)


飯田豊(編著)『メディア技術史 ―デジタル社会の系譜と行方』(北樹出版、2013年)という本をつくりました(→Amazon)。メディアの技術発展を素朴な進歩史観に基づいて説明するのではなく、メディアの現代状況を深く考察するための手段として、歴史的な視座を身につけることができるような書き方を心がけました。執筆者はいずれも、単にメディアの歴史に詳しいだけでなく、デジタル化されたメディアのアーキテクチャやリテラシーの行方に関心を抱いている研究者ばかりです。「メディア史」や「メディア技術史」に関心のある読者はもとより、「メディア論」や「情報社会論」の一環として広く読んでいただければ幸いです。


[目次] 
1.技術としての書物 ―紙の本vs電子本への古くて新しい回答(柴野京子)
2.写真はどこにあるのか ―イメージを複製するテクノロジー(大久保遼) 
3.映画の歴史を巻き戻す ―現代のスクリーンから映画の幼年時代へ(大久保遼)  
4.音楽にとっての音響技術 ―歌声の主はどこにいるのか(谷口文和) 
5.声を伝える/技術を楽しむ ―電話・ラジオのメディア史(溝尻真也) 
6.テレビジョンの初期衝動 ―「遠く(tele)を視ること(vision)」の技術史(飯田豊) 
7.ローカルメディアの技術変容 ―ミニFMという実践を補助線に(和田敬)  
8.文化としてのコンピュータ ―その「柔軟性」はどこからきたのか(杉本達應)  
9.開かれたネットワーク ―インターネットをつくったのは誰か(杉本達應)  
10.手のひらの情報革命 ―携帯からケータイへ(木暮祐一、飯田豊) 
11.誰のための技術史?―アマチュアリズムの行方(飯田豊)

2013年9月25日水曜日

「専門演習」クラス別ガイダンス・個別面談について

 立命館大学産業社会学部の2回生で、来年度、飯田ゼミへの配属を希望している人は、なるべくクラス別ガイダンスに出席してください。2回開催しますが、内容は同じです。

  ・10月3日(木)昼休み 以学館28号室
  ・10月4日(金)昼休み 以学館25号室

 また、9月27日(金)から10月11日(金)のあいだ、個別面談に応じています。希望者はメールで申し込んでください(メールアドレスは開講要項に記載されています)。個別に日程調整をします。終盤は(たぶん)混み合いますので、なるべく早めにお願いします。

 なお、飯田ゼミのブログも参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。