2013年4月22日月曜日

【共著】中筋直哉・五十嵐泰正編著『よくわかる都市社会学』(ミネルヴァ書房、2013年)



「グラフィティ」と「ユビキタス」の事項解説を書かせていただきました。本書の詳細はこちら。都市の社会理論、メディア論から社会調査、まちづくりまで、事例としては鞆の浦からヤンキー文化、聖地巡礼まで網羅されていて、タイトルの通り、都市社会学の入門書としておすすめの一冊です。

【研究会報告】5/18(土)現代風俗研究会「趣味のテレビジョン ―技術思想としてのアマチュアリズム」(於:関東学院大学 関内メディアセンター)



現代風俗研究会「東京の会」で研究報告をおこないます。科学研究費(若手B)「「つながり」のメディア史」(課題番号23701010)と、財団法人電気通信普及財団「技術思想としてのアマチュアリズム」の助成を受けた研究の経過についてお話しする予定です。


【日時】2013年5月18日(土曜日)午後3時~6時 
【テーマ】「趣味のテレビジョン ―技術思想としてのアマチュアリズム」 
【報告者】飯田豊 
【司会】神野由紀 
【コーディネイター】加藤裕康 
【報告要旨】
 報告者はこれまで、日本における初期テレビジョンの技術史に取り組んできました。具体的には、定時放送の開始(1953年)に先立って、博覧会や展覧会、百貨店の催事場などで人気を博していた公開実験に焦点をあて、当時いかなる利用の可能性が構想されていたのかを調査しています。
 この研究会では、「趣味の風俗」という年間テーマに応えるかたちで、アマチュアによるテレビジョンの工作文化に焦点を当てたいと思います。日本では十五年戦争を挟んで、1930年頃と1950年頃の二度、受像機の自作ブームが起こっていました。
 まず1930年頃には、かつてラジオの可能性に魅了されたアマチュア無線家たちが、ようやく欧米で芽生えつつあったテレビジョン技術に、新しい研究対象のひとつとして関心を向け、いち早く啓蒙活動を展開していました。この時期、アマチュアを対象とするテレビジョン製作の解説書も数多く出版されています。「趣味のテレビジョン」という報告タイトルは、そのうちの一冊の書名を借用しました。
 それに対して1950年頃には、テレビの普及はアマチュアから生じるという見通しを持っていたNHKが、趣味としての受像機製作を促していました。彼らの多くは家庭にいち早く受像機を導入したうえ、全国各地で電器店を営んでいた者も少なくなかったため、受像機の普及に大きな役割を果たしたと考えられます。
 メディアの技術史においては、しばしば「アマチュア」の存在が注目されます。ラジオの黎明期は言うまでもなく、コンピュータやネットワークの発展においても、マイコン文化やハッカー文化が重要な役割を果たしてきました。もっとも、電子工学や情報科学の進展にともない、専門家と非専門家が決定的に峻別されていくにしたがい、「アマチュア」の意味は大きく変わっていきます。技術史が「アマチュア」に注目する事由も、時代ごとに異なっていると言えるでしょう。この報告では、二度にわたるテレビジョン受像機の自作ブームを比較することを通して、いわば“技術思想としてのアマチュアリズム”の変容を素描することを目指したいと思います。 
【懇親会のご案内】
 毎回、教室終了後、懇親会を開いています。
 手弁当でご報告いただく報告者へのささやかなお礼の意味を持っています。教室では聞けなかった話や質問などの機会でもあります。この懇親会にも、ご参加くださいますようお願いいたします。 
【参加費】
 教室では、毎回、会場費として100円を集めています。
 ご協力をお願いいたします。事前に参加申請する必要はありません。直接、会場へお越し下さい。 
【会場】
関東学院大学 関内メディアセンター(8階) M—808会議室
※ 当日はビルの正面入り口が閉まっています。夜間通用口をご利用ください。

2013年4月20日土曜日

4/21(日)「はい!テレビ朝日です」にて、バラエティ番組制作ワークショップの紹介



4/21(日)早朝4:50〜5:20の「はい!テレビ朝日です」(関東ローカル)で、昨年の秋、広島ホームテレビと協働して実施した、大学生対象のバラエティ番組制作ワークショップの模様が紹介されました。テレビ朝日の番組ウェブサイトに動画が掲載されています

2013年4月5日金曜日

【研究会記録】MAGNET第1回研究会「メディア、地域、グローカル ―持続展開するコミュニティ・ビルディングを手がかりに」(於:広島県尾道市・光明寺会館)



3月16日に尾道で開催したMAGNET第1回研究会、「メディア、地域、グローカル ―持続展開するコミュニティ・ビルディングを手がかりに」のレポートです。土屋祐子さん(広島経済大学)執筆。こちらからどうぞ。

原真『テレビの履歴書 ―地デジ化とは何だったのか』(リベルタ出版、2013年)



共同通信社の原真さんからご恵投いただきました。原真『テレビの履歴書 ―地デジ化とは何だったのか』(リベルタ出版、2013年)。関係者の証言にもとづく新聞連載をまとめられたもので、僕も1章にちょこっと登場してます。

2013年3月22日金曜日

【論文】「マクルーハン、環境芸術、大阪万博 ―60年代日本の美術評論におけるマクルーハン受容」

『立命館産業社会論集』48巻4号に、「マクルーハン、環境芸術、大阪万博 ―60年代日本の美術評論におけるマクルーハン受容」という論文が掲載されました。


【概要】大阪万博に関わっていた建築家や美術家の証言によれば、60年代後半、「環境」という概念に対する関心の高まりを背景に、マクルーハンがいち早く受容されていたようである。だが、芸術分野におけるマクルーハン受容の文脈については、今日までほとんど検証されていない。そこで本稿では、マクルーハンにいち早く着目した美術評論の読解を通じて、その思想が主に大阪万博を介していかに解釈されたのか、同時代的理解を試みる。それはまず、ポップ・アート以降の新しい芸術表現に強い関心を寄せていた、東野芳明、宮川淳、中原佑介、日向あき子といった若い美術評論家たちによって先鞭がつけられる。「反芸術」論争や「模造千円札」裁判などを契機として、日本における前衛芸術の行方が問われる中で、新しい工業素材やメディアを駆使した、合理的で領域横断的な芸術表現に注目が集まっていた当時、「環境」という概念を橋渡しとして、マクルーハンが広く読まれたのである。こうした動向は大阪万博の準備期間と重なっており、環境芸術の大実験場としての期待や懸念と相まって、マクルーハンの理論が頻繁に援用されていた。彼らが構想した「環境芸術論」は、美術評論の枠にとどまらず、日本における「メディア論」の萌芽と言えるような広い射程を備えていたのである。

[Abstract] According to the testimonies of architects and artists who were involved in the 1970 Osaka Expo, it appears that Marshall McLuhan was quickly accepted in the late 1960s with the background of an increase in interest in the concept of “environment”. However, the details of the acceptance of McLuhan in the field of art have barely been examined to date. As such, this paper clarifies how his communication theory was interpreted through the reading and understanding of the art criticism that focused on McLuhan before others. Firstly, young art critics, who were strongly interested in new artistic expressions after pop art, focused on McLuhan. Rational and interdisciplinary artistic expressions making full use of new industrial materials and technologies started to gather attention and McLuhan was read with the concept of “environment” as the intermediary. This trend coincided with the preparation period of the Osaka Expo. McLuhan’s theory was frequently quoted under the expectation to attempt to make the expo into a proving ground for environmental art. While playing a part in the popularization of McLuhan, they conceptualized a unique “theory of environmental art” based on each issue and interest, which had such a wide range as could be called the sprouting of “media theory” in Japan, not limited to the boundaries of art criticism. 

2013年3月13日水曜日

3/16(土)MAGNET第1回研究会「メディア、地域、グローカル ―持続展開するコミュニティ・ビルディングを手がかりに」(於:広島県尾道市・光明寺会館)



このたび、西日本に拠点をおくメディア研究者や実践者が集い、「MAGNET」という研究プロジェクトを立ちあげました。メディアをめぐる地域の諸活動について、グローカルな視座から考え、実践研究を展開していくことを目的としています。

MAGNET第1回研究会「メディア、地域、グローカル ―持続展開するコミュニティ・ビルディングを手がかりに」(3/16、広島県尾道市・光明寺会館)。

「まちづくり」「ワークショップ」「コミュニティデザイン」といった言葉が広く浸透している現代において、地域の動脈足りうる”セルフ・ビルド”ならぬ”コミュニティ・ビルド”な文化活動には、どのような視座と動きが必要なのでしょうか。尾道で展開する”アーティスト・イン・レジデンス(AIR)”事業の話題を皮切りに、全国各地における”コミュニティ・ビルド”な文化活動について語り合うとともに、MAGNETの今後の活動をどのようにデザインし得るかについて、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。会場にお越しになる実践者のみなさんから、より多くのご経験をうかがい、ゆっくりと意見交換ができるように、座談会的なかたちで進めたいと考えています。

2013年2月11日月曜日

立命館大学「先端ロボティクス研究センター」に参加

立命館大学「先端ロボティクス研究センター」に研究員として所属することにしました。もちろん開発に参加するわけではなく、あくまでメディア論や技術論の研究者として関わる予定です。ここ数年、ロボット工学の動向はあまりフォローできていないので、研究開発の現場を見て学べるのは、とてもありがたいことです。

2013年1月31日木曜日

1/30(水)『京都新聞』にインタビュー

「くらし塾:SNSを上手に使おう」という特集の一環(9面)として、飯田のインタビューが掲載されました。

2012年12月6日木曜日

12/7(土)USTREAM番組「勝手にトークひろしま! ―どうなる?福山」に出演します



12月7日(金)22:00〜24:00 USTREAM番組「勝手にトークひろしま!」に出演します。テーマは「どうなる?福山」。RCC福山放送局からの配信で、12月16日(日)18:00〜19:00にラジオ番組として放送されます。

「人口を見れば大都市だが、駅周辺の商店街は軒並み閑古鳥。
場所によっては、シャッター通りの様相を呈している。
一方で、そんな状況を打破しようと地元を愛する人たちが集結し、大学生とコラボしてイベントを企画するなど工夫も凝らし始めている。
福山は再び賑わいを取り戻せるのか?これから福山はどこへ向かって行くのか?
そんな福山をじっくり語り合う2時間です。」