「デジタルメディア時代の視覚と世界変容 —写真とその周辺領域において何が起きているのか」
メディアは人間の身体と感覚に大きな影響をもたらしてきた。それは身体の外部を取り囲む「環境」であると同時に、内部の問題である「知覚」と有機的に絡み合っている。メディアは物理的な生活を変化させ、記号を操作し、「世界の意味」を変容させた。つまり世界そのものを変化させてしまう力をメディア/テクノロジーは蓄えていると言えるだろう。デジタルメディアにおける世界変容の本質は何か、それは視覚芸術においてどのような相貌を見せているのか。アナログからデジタルへと移行する過渡期的な現在において、それを考察することは視覚芸術の分野において決して無益ではないと思われる。
■ 日時:2014年9月7日(日)13時00分〜17時30分
■ 場所:六甲山YMCA(神戸)
〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲875
TEL:078-891-0050 FAX:078-891-0054
[第1部]
基調講演/
港 千尋(多摩美術大学)
「ポスト情報化時代の写真について」
報告/
水野勝仁(甲南女子大学)
「画像は2ないしそれ以上の状態を包含する可変的条件」
馬場伸彦(甲南女子大学)
「出来事の不在と写真。一回性と連続性の消滅」
飯田 豊(立命館大学)
「写真文化におけるアマチュアリズムの歴史的変容」
粟谷佳司(立命館大学)
「マクルーハンから視聴覚文化へ」
[第2部]
ディスカッション/デジタルメディア時代の芸術作品
新津保建秀(写真家、映像作家)
港 千尋(多摩美術大学)
水野勝仁(甲南女子大学)
飯田 豊(立命館大学)
司会/馬場伸彦(甲南女子大学)
ディスカッサント/粟谷佳司(立命館大学)
■ 主催/新視覚芸術研究会/テクノ表象研究会
■ 共催・協力/六甲山国際写真祭
■ 問い合わせ/馬場伸彦研究室(甲南女子大学)
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