10周年を迎えたYCAM(山口情報芸術センター)にて「Media Ecology of Radio(ラジオのメディア・エコロジー)」というシンポジウムが開かれます。僕も企画から参加させてもらっています。ぜひお越しください!
一部のワークショップをのぞいて事前申込みは不要ですが、もし可能であれば、Facebookのイベントページで参加表明をお願いします。
概要 Abstract:
デジタル化やインターネットの普及、ソーシャルメディアなど新しいサービスの登場によって、メディア環境が大きく変化しつつあります。これは、単に新しいメディアが登場するということだけではなく、既存のメディアの関係性――「メディアエコロジー」とでも呼ぶべき――を変容させ、古いメディアを新しく位置づけ直しつつあります。このシンポジウムではラジオというメディアに焦点をあて、それが現在どのような文化的意義をもっているのかを議論します。
当日はぜひラジオをもってお集まりください! ラジオを通してラジオを語り合います。
主催 Organizer:
科学研究費基盤A「社会システム<芸術>とその変容:現代における視覚文化/美術の理論構築」(代表:長田謙一)
共催 Co-organizer:
YCAM(山口情報芸術センター)
MAGNET(Media, Action, Glocal Network)
ライブラリーラジオ・コミッティ(Library Radio Committee)
公式情報 Media:
MAGNET website
Media Biotope Shin Mizukoshi lab website
twitter #radiosympo
プログラム Program(随時更新します):
Date: 2013年11月16日(土)
Venue: 山口情報芸術センター(YCAM)
〒753-0075 山口県山口市中園町7-7 TEL: 083-901-2222
□ Workshop 1「ボイスアーカイブ・ワークショップ」 10:00-12:00
YCAMに来られたみなさんの声や音を録音、YCAM内ラジオ(ライブラリーラジオ)やSessionで放送していきます。音や声をメッセージにしたり、じっくり聴いたりする体験を通してラジオを考えてみましょう。どなたでも参加できます。
・主催:ライブラリーラジオ・コミッティ
・事前申込み:不要
・参加費:無料
□ Workshop 2「身近なものをラジオにしてしまおう!」 13:00-15:00
ファミコンやビデオデッキをラジオ送信機にしてしまおう! 新進気鋭のラジオ・アーティスト、毛原大樹さんといっしょに身近なもので小さなラジオをつくり、それを使って音声を受け取る「メディア遊び」をおこないます。
この時間は当初、ワークショップ「粉川哲夫とラジオ送信機をつくろう!」を開催予定でしたが、主催者側の都合により、ワークショップ内容を変更させていただくことになりました。参加を予定されていました皆様には心からお詫びを申し上げます。
□ Session 1「ラジオ生態系の遷移」 15:00 -16:30
日本のマスメディアとしてのラジオ、コミュニティ・メディアとしてのラジオに複眼的に焦点をあて、現場の実践を踏まえながらその現在、過去、未来を語り合います。セッション自体がラジオ放送される、つまりラジオのなかでラジオを語る予定。
登壇者=出演者
・飯田 豊(立命館大学:MAGNET)
・金尾雅彦(RCC中国放送)
・毛原大樹(ラジオ・アーティスト)
・土屋祐子(広島経済大学:MAGNET)
・林田真心子(福岡女学院大学:MAGNET)
・毛利嘉孝(東京藝術大学)
・YCAMライブラリーラジオ・コミッティ
司会
・水越 伸(東京大学)
□ YCAM内ラジオ放送など 16:30-17:30
□ Session 2「ラジオの身体・ラジオの政治」 17:30-19:00
現在「ラジオアート」と呼ばれる領域ではどのような実験が起きているのだろうか? 今この半径数メートルで起きていることが一気にグローバルに拡がることの可能性とその課題をラジオの実験、実践を通じて体験しつつ、ラジオと表現、そして身体と政治の関係を考える。こちらもセッション自体がラジオ放送される予定。
登壇者=出演者
・クヌット・アウファーマン Knut Auferman(在ベルリン・アーティスト、ネット参加)
・マシュー・フラー Matthew Fuller(ロンドン大学、ネット参加)
・飯田 豊
・毛原大樹
・水越 伸
司会
・毛利嘉孝(東京藝術大学)
通訳
・鶴本花織(名古屋外国語大学)